転職を迷っている段階で相談してもいい?エージェントの使いどきと流れ
「転職しようと決めたわけではないけれど、このままでいいのかとは思っている」——そんな段階で、転職エージェントに相談してもいいのだろうか。そう迷って、結局なにもしないまま時間が過ぎてしまう方は少なくありません。結論から言えば、迷っている段階こそ相談に向いています。この記事では、決めていない段階で相談するとどうなるのか、費用や勤務先への影響はどうなのか、そして相談することで何が整理できるのかを、順にご説明します。
「まだ決めていない」段階で相談して大丈夫?
転職エージェントは、転職を決めた人だけが使うもの——そう思われがちですが、実際には「迷っている」「情報だけ知りたい」という段階でのご相談も多くいただきます。
決めていないからこそ、相談する意味があります
転職するかどうかを決めるには、判断材料が要ります。いまの仕事の何が引っかかっているのか、その悩みは職場を変えれば解決するのか、同じ経験を活かせる仕事が世の中にどれくらいあるのか。こうしたことは、ひとりで考えているだけではなかなか見えてきません。
決めてから相談すると、「決めた前提」で話が進みます。決める前に相談しておけば、「転職しない」という結論も含めて、選択肢を並べたうえで考えられます。
相談したら必ず応募しなければいけない、ということはありません
相談=応募の約束ではありません。話を聞いたうえで「いまは動かない」と決めていただいて構いませんし、そのまま情報収集だけで終わっても問題ありません。私たちも、押し売りはいたしません。
むしろ、無理に急いで決めた転職はお互いにとって良い結果になりにくいものです。ご本人が納得したタイミングで動くほうが、入社後も長く続きやすくなります。
相談する前に、気になりやすい2つのこと
ご相談をためらう理由として多いのが、「お金がかかるのでは」「いまの職場に知られるのでは」という2点です。どちらも法律で枠組みが決まっている部分がありますので、事実を整理しておきます。
費用について
職業安定法第32条の3第2項は、有料職業紹介事業者は求職者からは手数料を徴収してはならないと定めています。手数料を求職者から徴収することがその求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定める、限られた場合にのみ例外が認められています。
当社でも、ご相談・ご登録は無料です。費用の扱いは事業者によって案内が異なることがありますので、気になる場合は最初の相談時に確認しておくと安心です。
いまの職場に知られないか
職業安定法第51条第1項は、職業紹介事業者やその従業者は、正当な理由なく、業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしてはならないと定めています。これは事業者や担当者がその立場でなくなった後も同様とされています。
また同法第5条の5は、求職者等の個人情報について、業務の目的の達成に必要な範囲内で、その目的を明らかにして収集し、収集の目的の範囲内で保管・使用しなければならない(本人の同意がある場合その他正当な事由がある場合を除く)とし、適正に管理するために必要な措置を講じることも求めています。
つまり、ご相談の内容を正当な理由なく現在の勤務先へ伝えることは、法令上認められていません。応募先や連絡方法についても、ご希望を伝えていただければ配慮できます。「同業のこの会社には話を通さないでほしい」といったご要望も、事前におっしゃってください。
迷っている段階だからこそ、整理できること
では、決めていない段階で相談すると、具体的に何が進むのでしょうか。
「環境の問題」と「仕事内容の問題」を切り分ける
「もう限界だ」と感じているとき、その原因が仕事内容そのものにあるのか、いまの職場の体制にあるのかは、意外と区別がついていないことがあります。前者なら職種や業界を変える検討が要りますが、後者であれば同じ仕事のまま環境を変えることで解決する可能性があります。第三者と話しながら分解していくと、この切り分けがしやすくなります。
求人票からは見えないことを確認できる
募集要項に書かれているのは、条件の一部です。実際に働くうえで気になるのは、その職場の人の入れ替わりや、任される範囲、教育の体制といった部分ではないでしょうか。
当社では、企業の内情まで把握したうえでご紹介するようにしています。とくに飲食分野は、外食企業出身者や飲食店コンサルティングの経験者など現場を知るコンサルタントが担当し、日ごろからクライアントの店舗に足を運んでいます。ご本人からは聞きづらいことは、私たちが代理でお尋ねすることもできます。
動くとしたら、いつがよいかの目安が持てる
求人の動きには、業界や職種によって傾向があります。いま情報を持っておけば、「動くならこの時期」という見通しを立てたうえで準備を始められます。決断を先送りするのではなく、決断できる状態をつくっておくという考え方です。
相談したあとの流れ
初回は、いまのお仕事の状況や、気になっていることをうかがうところから始まります。そのうえで、考えられる選択肢や、実際の求人の動きについてご説明します。応募するかどうかは、そこから考えていただければ十分です。
その後の進め方は転職サポートの流れにまとめています。当社は2012年からリモート体制をとっているため、全国どこからでも、在職中でご都合のつきにくい方でもご相談いただけます。入社後のフォローまで、長くお付き合いする姿勢で担当しています。
取り扱う分野は、飲食専門、医療・介護、そして総合の3本柱です。ご自身の経験がどの分野にあてはまるか分からない場合も、そのままお話しください。
今すぐ決めなくても、構いません
転職は、人生のなかでそう何度もあることではありません。だからこそ、情報が足りないまま決めるのも、迷ったまま何年も過ごすのも、もったいないと考えています。
「まだ決めていない」「話を聞いてみたいだけ」——その段階でのご相談を歓迎しています。お話をうかがったうえで、いま動くべきか、もう少し様子を見るべきかも含めて、一緒に考えます。お問い合わせより、お気軽にご連絡ください。


